1. 湘南工科大学とは?

湘南工科大学(SIT)は、神奈川県藤沢市にある工学系私立大学です。海に近く、開放感のあるキャンパスは映画やドラマのロケ地にもなったことがあり、立地は抜群。 1970年設立の大学で、AI・情報・機械・建築など、現代の社会ニーズに直結する理工系学科がそろっています。

「Fラン」「誰でも入れる」との声もありますが、専門分野によっては堅実な実績を持っています。

2. 湘南工科大学の偏差値とFランの噂の真相

湘南工科大学の偏差値は概ね35〜42程度。これは全国的な私立理系大学の中では下位層に分類される水準です。 大学群としては「Fラン(偏差値測定不能)」に近いと判断されることもあります。

学科 偏差値(目安)
情報工学科 40前後
コンピュータ応用学科 35〜37
建築学科 40〜42

ただし、「偏差値が低い=学びの質が低い」とは限りません。特に実習・プロジェクトベースのカリキュラムは評判がよく、就職との接続性を重視した授業が中心です。

3. 「誰でも入れる」は本当か?

「湘南工科大学は誰でも入れる」といった言葉もよく耳にしますが、これは一部正しく、一部は誇張です。

実態として:
一般入試の倍率はおおむね1.0〜1.5倍で、確かに難関ではない

AO・推薦・総合型選抜での合格率が高いため、偏差値で測りづらい

入学後の学業継続が必ずしも容易ではない(単位取得やプロジェクト成果などに苦戦する学生も)

つまり、“入るのは易しいが、成果を出すにはそれなりの努力が必要”という構造になっています。

4. 湘南工科大学の就職先は?「就職できない」は誤解?

「湘南工科大学だと就職できない」とのワードが出てくる背景には、就職実績の見た目の弱さがあります。 確かに早慶や東工大のような難関大学とは比較にならないものの、工学系の中堅企業・地元企業への就職率は高めです。

主な就職先例(学科別傾向):
学科 主な就職先企業 備考
情報工学 富士ソフト、NECフィールディング、日立ソリューションズ東日本 中堅SIerが多い
機械工学 リコー、いすゞ自動車、日本製鋼所 製造・開発職
建築 旭化成ホームズ、積水ハウス、地元建設会社 地域密着型が多い

一方で、就活をまったく準備せずに卒業する学生も一定数いるため、「就職できない」という声は個人差に起因する面が大きいです。

5. 定員割れは起きている?

湘南工科大学では近年、定員割れが起きた年もあります。特に総合型選抜や推薦枠の拡大により、志願者数よりも合格者数が多い年が続いている状況です。
定員割れの背景
全国的な18歳人口の減少

都内の大学への集中

ネームバリューの弱さ

しかし、2023年度以降は「AI・データサイエンス」や「ロボット・IoT」分野に力を入れ始め、志願者数は微増傾向です。

6. 「湘南工科大学落ちた」…滑り止めとしての立ち位置

ネット上には「湘南工科大学にすら落ちた」という投稿もありますが、これは多くの場合、試験方式・ミス・相性の問題です。
例:

共通テスト利用での出願ミス

内申基準未満による推薦不合格

面接で評価されず総合型不合格

湘南工科大は試験方式ごとに求められる適性が違うため、「誰でも通る」という思い込みは危険です。

7. 卒業生に有名人はいる?


湘南工科大学は芸能系の有名人こそ少ないものの、技術分野では次のような人物が活躍しています。
代表的な卒業生
本多敏行(実業家・ロボット工学開発者)
→ 中小製造業向けに協働ロボットを開発し、複数の特許を取得。

井上雅人(建築デザイナー)
→ 湘南地域を中心に、デザイン性の高い住宅を手がける。

また、テレビCMなどに協力するなど「湘南」ブランドを活かした広報にも積極的です。

8. 湘南工科大学は“恥ずかしい”大学なのか?

「湘南工科大学は恥ずかしい」という検索は、偏差値や知名度の低さを背景にした先入観によるものです。
しかし現実は:

専門技術を磨けば中堅企業やメーカー就職が可能

プログラミングやAI・CADなど、実務的スキルに強い

少人数教育で個別支援が厚い

逆に言えば、「何もせずに過ごすと就職も成長も難しい」環境でもあるため、自律的に動ける人にとっては有利な環境とも言えます。

“恥ずかしい大学”かどうかは、世間体ではなく「自分が何を得るか」で決まります。

9. まとめ:湘南工科大学は「受け身」でいると損をする大学

湘南工科大学は、「誰でも入れる」「就職できない」「Fラン」といった評価が先行しがちですが、実際には学科や個人の努力で進路は大きく変わります。

  • AIや情報系は実践的なスキル習得が可能
  • 就職実績は堅実な企業が多く、本人次第で大手も目指せる
  • 定員割れや偏差値の低さは、大学の魅力とは必ずしも一致しない

大学名ではなく、大学で何を学び、何を生かせるか──これが令和時代の進路選択の鍵です。